映画「人間失格」 3人の女とのラブシーン(濡れ場)について

(出典:U-NEXT)

太宰治が全部ぶっ壊して書いた小説「人間失格」の誕生物語を、太宰治が愛した3人の女とのエピソードと共に描かれている作品です。 

蜷川実花監督が作成に7年かけた映画なこともあり、とても芸術的で官能的、太宰治が生きていた世界をとても色鮮やかに表現されています。

誰もが聞いたことのある小説「人間失格」の誕生物語を知ることができることはもちろん、3人の女たちとの激しい関係性もこの映画の見どころです。そして今回は小説が書けて堕落的な男、太宰治が愛した3人とのラブシーン(濡れ場)に焦点を当ててご紹介します。

目次

人間失格 静子とのラブシーン(濡れ場)について

文学の才能がある愛人静子(沢尻エリカ)は愛されない妻よりずっと恋される愛人でいたいと考えている、脳内がお花畑のように奔放な女性として描かれています。

そんな静子に太宰はどうして惚れたのかというと静子の持つ文才です。静子は自分の日記を見せる代わりに太宰治の子供が欲しいとお願いをし、夢を叶えることができました。そんな静子とのラブシーン(濡れ場)は短時間ではありますが、その中にベッドやソファ、風呂場等いくつもの場面が繰り広げられています。

完全に太宰治は人間として堕ちているということをこの静子とのラブシーン(濡れ場)で視聴者に印象付けたのではないでしょうか。それにしても建物の内装が花づくしでとても綺麗で、2人のシーンを善悪関係なくより美しいものに魅せていました。

人間失格 富栄とのラブシーン(濡れ場)について

太宰治の最後の女としても紹介されていた二階堂ふみ演じる富栄は、初めは大人しいものの一度スイッチが入ると重く執着する恐ろしい女性として描かれていました。

富栄のスイッチを入れることとなってしまった太宰治のセリフ「大丈夫、君は僕が好きだよ」は自信満々な時にしか言えないとんでもなくずるいセリフですよね。そんな自信満々でずるい太宰治に惚れ込んだ富栄とのラブシーン(濡れ場)は、静子とは真逆の描かれ方をしていました。

静子とは異なり、富栄とのシーンは回数は多くないものの濃密なラブシーン(濡れ場)が描かれていました。つまり、太宰治は2人に対して”異なった愛し方”をしていたのではないのでしょうか。

人間失格 美知子とのラブシーン(濡れ場)について

太宰治の妻である道美知子とのラブシーンで印象的だったのは、太宰治の浮気を知りながらも耐え忍んでた美知子の表情です。

ラブシーンの最中太宰治の顔を見せないことによって”太宰治は疲弊している妻の心情に気付きすらしない自分中心的な人物”として描かれているのです。

まとめ 「人間失格」でのラブシーン(濡れ場)には3人の心情が隠れていた

静子は見かけを重視する(綺麗な愛人でいること)、富栄は太宰治を自分より最優先する(彼と一緒に死にたい)、美知子はもう太宰治を男として見れない(彼よりも子供を大事にする)等、様々な心情がラブシーン(濡れ場)で垣間見れたと思います。

こんなにも堕落的で情けない、でも何故かそこを魅力に感じてしまう不思議な才能を持つ太宰治を、是非画面越しに堪能してみませんか。

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